美容と、自分磨き時間。

専門はピアノ♪色々なことをチャレンジして、お伝えしたいです!

文章を書くときに「嘘をつかない」


私が文章を書き始めたのは、地元の新聞投稿がきっかけです。

文章を書くことは苦手で、できれば避けたいくらいに思っていたけれど、当時節約主婦だった私は謝礼を目当てに投稿に挑戦しました。

載るはずないと思っていたら、掲載された夜に友人からメールがあり、慌てて新聞を買いに行きました。

掲載されるとなるとうれしくて、今度は文章を書きたくて書きたくて、次々書きたいテーマが浮かぶようになりました。

だんだん文章を書く機会が増えてくると、本心から思っていない理想論のようなことを少し加えて書くことも、ときに出てくるようになっていました(少し…)。ストーリーとしてその方がいいと思っていたところもあります。

 

でも、尊敬する美容家の神崎恵さんが、テレビで「嘘を書いた方がお金になることもあるけれど、読者にがっかりさせるから嘘はつかないと決めている」と言われたこと。

そして、小説家の早見和真さんが「約束できないことは言わない」と何度もお話していたこと。

3~4年前に聞いたその2人の言葉で、

思ってもいない綺麗ごとを書くのをやめようと思いました。

 

私は、短歌・俳句・川柳もときどき作っているので、文芸の世界では、少し事実ではないことも入れて盛り上げるのもいいと言われることがあります。

文学でもエンタメの世界もありますし、

現実でも、「やさしい嘘」を入れた方が、かえって気遣いになることもあります。

 

だけど、事実を伝えなければならない文章では、嘘をつかないように。

当たり前かもしれないけれど、大事なことを学んだと思っています。